WHITE RIBBONってなに?

ホワイトリボンは、「Healthy Women, Healthy World」をスローガンに、世界中の女性がより健康に、自分らしく生きることを支援する運動のシンボルです。妊産婦死亡のない世界の実現を目指して、全ての女性が自分らしい生き方を自ら選択できるよう国を越えて手を結び、活動を広げています。

世界では毎日約800人の女性が妊娠・出産・中絶によって命を落としています。このほとんどが日本であれば助かったであろう命です。この命を守るためそしてすべての女性が健康と権利を享受できる世界を目指してホワイトリボンアライアンス(WRA、本部:ワシントンD.C.)が設立されました。現在、世界約150ヵ国でホワイトリボンの名のもとに活動しています。

ホワイトリボン

 

ホワイトリボンランとは


ホワイトリボンランは、3月8日国際女性デーと連動させて、ジョイセフが2016年から発足したチャリティアクションです。2分に1人、妊娠や出産で女性が命を落としている現状を1人でも多くの人へ知らせ、ホワイトリボンの支援の輪を広げることを目的としています。

国際女性デーに向けて、「走ろう。自分のために。誰かのために。」というスローガンを掲げ、同じ大会公式Tシャツを着て世界の女性のためにみんなで走り、バーチャル(インターネット)でつながって世界中にホワイトリボンのムーブメントを起こします。

エントリー費の一部が寄付され、世界の女性の命と健康を守る活動に使われます。

 

なぜ「走る」のか。

何より健康。そして体力。
それを備えれば、あなた自身も家族の命も、そして誰かの命も守ることができる。
私の娘にも体力があれば…

これは、東日本大震災の避難所で出会った、三人の子どもをもつ娘を災害で失った60代の被災女性が口にした言葉です。
健康と体力が、減災につながることを学びました。

災害が続く日本。この学びを多くの人にシェアしたい。

走ることは、走る人の体だけでなく心も健康にし、自信をつけてくれます。
また、みんなで走ることで生まれる連帯感とそのパワーを体感することができます。
一生涯、健康で自立した生活を送れるよう、ホワイトリボンランを通じて、まずは「自分のために」走って自分の体、健康に向き合ってみませんか?

 

SDGs(持続可能な開発目標)

誰ひとり取り残さない持続可能な社会を目指して。

2030年をゴールに、誰ひとり取り残さない持続可能な社会を目指して国際社会が取り組む「持続可能な開発目標(SDGs)」。ジョイセフは、そのうちSDG3「健康と福祉」、SDG5「ジェンダー平等」のほか、SDG17 「パートナーシップ」(全国の拠点地や参加するすべてのランナー・企業団体とのパートナーシップもその一つ)を主な目標としています。
また、これ以外にもジェンダーの課題は、貧困(目標1)、飢餓(目標2)、教育(目標4)、水・衛生(目標6)、成長・雇用(目標8)、不平等(目標10)、生産・消費(目標12)、気候変動(目標13)、平和(目標16)など、17すべての目標に関わります。

 

ジョイセフとは

JOICFP

ジョイセフは、世界の女性の命と健康を守る活動に取り組んでいます。

女性の命と健康が、特に開発途上国では「格差」によって脅かされているからです。

世界中のすべての人々には、健康や性についての知識・情報を得て、自らの意思で人生を選択する権利があります。しかし、今も多くの国に、ジェンダーを理由としたさまざまな格差が存在します。それが原因となって、早婚や若年妊娠、教育機会の喪失、家庭内暴力(DV)、性暴力、望まない妊娠、女性性器切除など、女性が苦しむことや、命と健康が危険にさらされることがしばしばあります。格差をなくすことは、容易ではありません。しかし、人々が正しい知識と情報を得て、選択の手段を手に入れることが、一人ひとりの意識や行動を変え、環境を変えていくことにつながります。

ジョイセフは、途上国の政府やNGO、地域に根ざす組織などと連携し、地域住民が自分たちの命と健康の推進に主体的に取り組むことができるよう、住民の視点に立った協力を進めています。 また、国内でも、災害時などに弱い立場に置かれ支援のニーズが見落とされがちな女性・母子支援をしています。

ジョイセフのこれまでの活動は国内外で評価され、2001年に国連人口賞、2016年に読売国際協力賞、2017年には第1回ジャパンSDGsアワードのSDGsパートナーシップ賞(特別賞)2019年にスポーツ庁長官感謝状を受賞しました。