2017年支援報告PDF

タンザニア

寄付 2,000,000円

タンザニアで思春期の女の子たちを守る

タンザニアのシニャンガ州キシャプ県周辺はダイアモンドの鉱山があり、労働者など人口の出入りが激しい地域です。
日銭を得た労働者による買春で、望まない妊娠をして学校を退学、また父親が誰か分からぬまま、シングルマザーにならざるを得ない女の子たちも少なくありません。
さらにHIV/エイズの感染率も高く、エイズ孤児も依然として多いです。
大会による寄付で、ジョイセフはこの地域で活動しているピア・エデュケーター30名に対し再研修を行い、彼らがコミュニティや学校で実施する啓発活動や交通費に活用しました。

ネパール

寄付 2,694,500円

ネパールの女の子の安全を確保する

ネパールでは未婚の若い女性が、自分の身体や健康に関する正しい知識を得る機会はあまりありません。
もともと男尊女卑の考え方が地域に根強く残っている上に、生理不浄の因習、望まない妊娠ゆえの安全でない中絶、ジェンダーに基づく暴力、人身売買なども深刻な社会問題です。また、2015年に大地震が発生以降、ジェンダーに基づく暴力、人身売買が増えているため、若い女性が騙されずに自分たちを守るための知識やリテラシー力をつけるための支援活動が急務です。
この大会による寄付でピア・エデュケーターを20名育成しました。
彼らが学校やユースセンターで、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスをはじめとする正しい知識の普及をし、女の子たちが自分自身を守るための講座を実施しました。

ミャンマー

寄付 2,000,000円

ミャンマーで妊娠・出産する女性の命を守る

河川が多く病院への妊婦の搬送、出産の際に助産師や医師による立会いが難しいエヤワディ地域チャウンゴンタウンシップで、産前・産後と育児中の女性をサポートする母子保健推進員(ジョイセフの研修を受けたボランティア)1161名の再研修費の一部として活用しました。
母子保健推進員のスキルアップをすることで、ひとりでも多くの妊産婦が専門技能者による産前・産後健診を受け、立会いのもとでの出産ができるようになりました。