国際家族計画連盟(IPPF)と連携し、国際的な支援が激減し、望まない妊娠や安全でない人工中絶が増え、女性の健康を損ない、妊産婦の死亡が起こっている国を支援します。

ケニア


寄付2,656,536円

移動クリニックでケニアの女性たちへ必要な保健サービスを届ける


ケニアの首都ナイロビと、首都から150キロ離れたニエリ県にある計4か所のスラムの住民を対象に、移動クリニックを20回実施し、合計2,418人の女性と1,435人の男性が、妊婦健診、産後健診、子どもの健診、家族計画サービス、子宮頸がん検査等を受けることができました。

多くの人々が長蛇の列を作る移動クリニックでは、待ち時間にジョイセフのプロジェクトで養成された地域保健ボランティアが保健教育セッションも行いました。

この活動は、物理的・心理的障壁などでスラムの外にある保健施設に行きたくない、行くことができない人々が、必要な保健サービスにアクセスすると共に、自身の健康を守るための知識を得るのに寄与しました。

ザンビア

スポーツを通したセッション

寄付2,656,536円

思春期の女性を対象にスポーツを通してSRHを学ぶ機会を届けました


ジョイセフとザンビア家族計画協会(PPAZ)は、コッパーベルト州のマサイティ郡とルフワニャマ郡の若者ピア・エデュケーターを対象に、スポーツを通した女性のエンパワーメント研修を行いました。参加したピア・エデュケーターは、地域で活動を行う上での課題を共有し、どのようにしたら多くの若者にセクシュアル・リプロダクティブヘルス(SRH)の情報を伝えられるのかを議論しました。その後、首都ルサカで研修を受けた6名のピア・エデュケーターが、レクリエーションを通してチームワークの重要性やリーダーシップの役割を学ぶセッションを他の参加者に実施し、若者同士で学び合える仕組みを取り入れています。

約45人のピア・エデュケーターたちは、レクリエーションの中に、月経の仕組みや10代の妊娠・出産といった思春期に焦点を当てたSRHに関する内容を盛り込み、参加者同士でいっしょに体を動かし、楽しく学べるゲームの手法を習得しました。セッション終了後には、各地域でスポーツを活用したさまざまなアプローチを組み込んだ活動計画がつくられました。

研修ではさらに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止のため、手洗いやマスクの正しい着用方法を学び、コミュニティでの予防啓発活動のための手洗いソングをつくり、活動地のCOVID-19感染防止にも役立てられています。

ジョイセフエプロンを活用した月経のセッション
正しい手洗い方法を実演する若者ピア・エデュケーター